ペットカメラのメリット・注意点・価格・選び方

ペットカメラのメリット・注意点・価格・選び方

ペットカメラがあれば、いつでもどこでもペットの様子を確認できます。旅行時や留守にしがちな方にとって心強い味方です。しかし色々なメーカーから販売されていて、どのペットカメラが良いのか分からない方も多いのではないでしょうか?

本記事ではペットカメラのメリットや注意点を再確認するとともに、ペットカメラの価格帯や選び方も分かりやすく紹介していきます。

関連記事:【ペットカメラ】犬・猫の留守番カメラおすすめ比較15選

ペットカメラを使っている人はどのくらい?

「ペットの留守番に関するアンケート」結果によると、ペットカメラを実際に使っている方はアンケート全体数のうち3.2%とそんなに多くありません。ペットを見守れるカメラの存在自体を知らない人は約3割もいました。

しかしペットを留守番させることに不安がある人は約75%、これは4人中3人と高い割合です。ペットカメラの導入を検討したい人も約3割、留守番中の様子を見たい人は8割とペットへの愛情の深さが垣間見えます。

参考サイト:ペットのお留守番に関するアンケート(Panasonic)

ペットカメラを設置する5つのメリット

ペットカメラを設置する5つのメリット

前章で紹介したアンケート結果からも、ペットカメラへの関心の高さが伺えます。ペットカメラを設置すれば、どのようなメリットがあるのでしょうか?

ペットカメラを設置するメリットを、5つ見てみましょう。

メリット①外出中でもリアルタイムでの映像が確認できる

一番のメリットは、ペットと共に過ごして居なくても外出先からリアルタイムでの様子・映像を確認できる点です。

飼い主であればいつでもどこでも何をしているか知りたいですし、留守中にどのように過ごしているかを簡単に見ることができます。一緒にいる時とはまた違った行動を発見できるのではないでしょうか。

メリット➁ペットの様子に異常があればすぐに気付くことができる

2つ目は、リアルタイムでの映像なのでペットの様子が普段とおかしい・異常がある場合にすぐ気付くことができる点です。

ペットカメラが無ければ対処が遅くなり、最悪の事態になることも想定されます。しかしペットカメラがあれば、体調が悪い時はもちろん何かを飲み込んでしまった不意の事故等でもすぐに何らかの対処ができます。

メリット③留守番しているペットの不安・寂しさを軽減できる

ペットの中には寂しがり屋の子もいるでしょう。今どきのペットカメラはマイクとスピーカーが内蔵されているので、遠隔でペットに向けて声掛けが可能です。

慣れるまでは不思議がることもありますが、話しかけることでペットは「いつもの声だ!」と認識して留守中の不安や寂しさを軽減させることができるはずです。

メリット④防犯カメラとしても役立つ

ペットカメラは何もペットを見守る役割だけではありません。撮影範囲内で人を検知すると、スマートフォンに知らせてくれる機能が付いたカメラも存在します。

家族以外の誰かが映っていれば、空き巣の侵入が確定です。自動で録画してくれるカメラの映像を証拠として提出すれば、警察も即対処してくれるため安心して暮らせます。

また『監視カメラ設置中』などのステッカーを貼ることで、空き巣犯罪への抑制効果もあります。別途、駐車場に屋外用のカメラを設置するのも防犯対策に効果的です。

メリット⑤工事不要で簡単に設置できる

ペットカメラは、ほとんどワイヤレスで工事不要・簡単に設置ができるものばかりです。大きさも、どれでもコンパクトで場所を取らないので置き場所の心配もいりません。

置き型以外にも、壁付け・天井付けなど様々なタイプのカメラが出回っています。付けたい場所やニーズに合わせて選びましょう。

ペットカメラの選び方:9つのチェックポイント

ペットカメラの選び方

ペットカメラの選び方、ポイントは全部で9つです。

以下で挙げたすべての機能を搭載しているペットカメラを見つけることは難しいので、何が必要なのか?優先順位を付けて探すことが大切です。

ポイント①ペットカメラの性能・画素数

常に綺麗な映像を確認したいならば、ペットカメラの性能を重視しましょう。商品ページには必ず画素数が記載されています。この数字が大きいほど、鮮明でクリアに映ります。

夜間でも安心:暗視モード機能が搭載

1日を通して不在がち・旅行中にも留守番させるのであれば、夜間でもくっきり映る暗視モード機能が搭載しているペットカメラがおすすめです。日光の当たり具合を察知して、自動的に夜間の暗視モードへと切り替わるモデルが最適です。

ポイント➁ペットの動きに合わせて自動追尾する機能がある

よく動く元気な子であれば、動きに合わせて自動的に追尾する機能が付いたペットカメラを選びましょう。高感度AIが搭載されたペットカメラであれば、ペットの動きに合わせてカメラも動いて撮影してくれます。

ポイント③パンチルト(首振り)機能があれば広範囲をカバー

撮影範囲を一か所だけでなく、部屋全体など広い範囲をカバーしたいならばパンチルト(首振り機能)があるカメラが良いです。

首振り機能があるカメラを選ぶ時は、稼働領域(角度)も合わせて確認してください。上下左右の角度が大きいほど、広い範囲をカバーしています。猫などは高いところに登りやすいので、上への角度が大きいものがおすすめです。

ポイント④録画機能がある

ペットカメラによっては、自動で録画する機能が付いています。

ペットカメラ本体への保存だと容量が限られますが、microSDカードを入れて録画するモデルのものだと長時間の録画も可能です。動きがあった時だけ録画するペットカメラであれば、容量も節約できます。

ポイント⑤専用のスマホアプリから操作して給餌できる機能がある

ペットカメラの機能はどんどん進歩しており、専用のアプリをスマホにダウンロードすれば遠隔でおやつをあげたりなどの給餌もできます。

一粒ずつしか出ないものが多いので毎食の餌としては難しいですが、遊び感覚でおやつをあげたい時はピッタリです。回数をカウントする機能も付いていれば、あげすぎも防げます。

温度・湿度センサーがあれば尚便利

給餌機能だけでなく、温度や湿度センサーが搭載されているペットカメラもあります。アプリを通じて温度・湿度を設定して、数値を超えるとお知らせしてくれる機能です。

夏場などはペットの熱中症対策にもなり、室内が高温になり過ぎていないかを確認できます。

ポイント⑥スピーカーから聞こえる音声はクリアか

マイクとスピーカーが内蔵されていても、ペットカメラから聞こえる音声がクリアなものでなければ意味がありません。雑音が入って普段の声と全く違って聞こえてしまうと、留守中のペットをさらに不安がらせてしまうからです。

音声は実際に試してみないと分からないので、実際に使った人のレビューを探して確認するのが確実です。

ポイント⑦ペットカメラの大きさと置き方

どのくらいの大きさで、どこに置きたいのか?を決めてから選びましょう。あまりに大きすぎると邪魔ですし、通り道に置いて倒されると正しく撮影されません。

部屋で放し飼いをしていれば壁掛けや天井付けのものが良いですし、ゲージに入れていればある程度の高さの棚に置けるような小型なもので充分です。

ポイント⑧撮影した映像の保存方法

撮影したデータを保存する方法は、ペットカメラによって異なります。microSDカードを差し込んで保存するものもあれば、メーカーが指定するクラウドやサーバーに保存するタイプもあり様々です。

防犯を兼ねてペットカメラを設置し、いざという時は証拠として提出したい……とお考えの場合は、長時間、保管可能なクラウドタイプのペットカメラがおすすめです。

ポイント➈予算内で抑えたい:価格で決める

機能だけでなく、価格も重要です。ペットカメラもピンキリなので、どのくらいまでなら出せるのか?そして欲しい機能とのバランスを考える必要があります。

次章でペットカメラの価格帯についてまとめましたので、こちらも参考にしてください。

ペットカメラの価格帯は?

ペットカメラの価格帯は?

ペットカメラにかけられる予算が決まっていて、できるだけ価格を抑えたい・金額を先に設定してから選びたい人もいるでしょう。ペットカメラも他の家電のように、数千円~数万円のものまでと機能によって価格差があります。

安いモデル:4,000円~5,000円台のペットカメラ

安いモデルであれば、4,000円~5,000円台で入手できます。夜間でも見える暗視モードや首振りなど最低限の機能は付いているものの、画素数が低くて映像が見にくい・音質があまり良くないなど値段相応の製品が多く見受けられます。

しかし、安い=悪いとは言い切れません。ペットカメラがどのようなものなのか?まずはお試しで使ってみたい人は、こういった安いモデルから購入するのも一つの手です。

高いモデル:1万円超え・2万円台のペットカメラ

ペットカメラで1万を超える・2万円台にもなると、高いモデルに分類されます。上記の機能のほとんどが搭載されているなど、やはり高機能のものが多いです。

国内大手メーカーから販売されているものの大半がこの価格帯のため、安心を買いたい人は予算を1~2万円台(高くても3万円まで)に設定すると良いものが見つかるでしょう。

ペットカメラは価格と搭載する機能の多さが比例します。つまり安価であれば最低限の機能のみ、高価であればたくさんの機能が付帯するわけです。

ペットカメラを使う際の注意点

ペットカメラを使う際の注意点

ペットカメラを使う時の注意点は以下の4つです。どのようなことに注意すべきか、ポイントを見てみましょう。

注意点①Wi-Fiが不安定・接続できないと使えないことも

ペットカメラで映し出す映像は、Wi-Fi環境が不安定だと正しく映らないです。外出先で確認する時に電波が入らない・接続できないと、見ることができない場合がほとんどです。もちろんペットカメラを設置している自宅でのWi-Fi環境も良好でないと、正常に動作しません。

またパケットも多く消費するので、スマホの料金プランをパケット定額制で申し込んでいない人も注意が必要です。

注意点②初期パスワードをそのまま使用しない

ペットカメラのパスワードは必ず初期のものから変更してください。そのまま使ってしまうと、不正アクセスやハッキングされるリスクが高まります。

専用アプリのアカウントを作成する場合についても、他で使っているパスワードとは別のものを設定した方が安全です。

注意点③あくまでもペットカメラで防犯カメラには不十分な点もある

ペットカメラは防犯目的としても使えますが、昨日はあくまでもペットの見守りに特化しています。そのため、100%犯罪を抑制する効果は無いことを知っておいてください。防犯カメラと比べてもペットカメラはまだまだ不十分な点もあり、過信は厳禁です。

注意点④置き場所によって撮影範囲が狭くなる

せっかく撮影範囲が広いペットカメラでも、置き場所を間違えてしまうともったいないです。実際にスマホからも確認しながら、置き場所を決めましょう。

問題無いと思っておいた場所でも画面を通してみると、映っている真ん前に障害物がある・いつもの通り道が映らない……など、いつもとは違って見えるからです。

ペットカメラを設置する場所

ペットカメラを設置する場所

では、ペットカメラはどこに設置するのが最適なのでしょうか? 設置する場所に決まりは無いですが、ペットの行動パターンや飼い方によって決めると良いです。

放し飼い:部屋全体を見渡せるところ

ペットを放し飼いしているご家庭であれば、部屋全体を見渡せるところが最適です。ペットの行動範囲が広いので、高めの棚に見下ろす形で置きましょう。ペットの動きを見逃すことなく確認できます。

放し飼い:壁や天井などペットが通らないところ

壁や天井に付けるタイプのものも、たくさん動くペットがいるご家庭に合います。壁や天井であれば、ペットがうっかり倒したりすることもないからです。

ゲージ飼い:ゲージの前

ゲージで飼っているのであれば、ゲージ内の様子が確認できれば良いので”ゲージの前”に置きましょう。ペットはゲージに入っているので、カメラも倒されません。また置くときは、ゲージ全体が見えるように「少し離して置く」のがポイントです。

防犯目的:目立たないところへ

空き巣対策など防犯を目的にするなら、目立たないところで且つ壁・天井付けのものがおすすめです。

どのペットカメラがおすすめ?タイプ別に紹介

外出先でもペットと触れ合いたい・人も検知して欲しい

Furbo(ファーボ)ドッグカメラ

>【公式】Furbo(ファーボ)ドッグカメラ

Furbo(ファーボ)のドッグカメラは遠隔操作が可能。ボタン一つでおやつをあげることができる・人の動きも検知して知らせてくれる機能を搭載しています。

おやつはボタンを押してからタイムラグがありますが、100㎝ほどは飛びます。おやつを追うペットを見ているだけで癒されますよ。映像も美しく、夜間でもクリアに映ります。

実際にFurbo(ファーボ)を使った動画を載せておくので、参考にしてください。

参考動画:ドッグカメラFurbo(ファーボ)を実際に使ってみました

自動追尾機能あり&画像も鮮明なカメラが欲しい

みてるちゃん2

>【公式】みてるちゃん2

塚本無線から販売されているみてるちゃん2は、動くものを検知してカメラが自動的に回転する自動追尾機能を搭載しています。ペットが部屋を動き回っても常にカメラも動き続けて撮影・録画するので、撮り逃すこともありません。また365万画素と高画質で、小さな文字まで鮮明に映ります。

これだけの機能が付いて且つ日本メーカーなのに、1万円以下で買えるためコスパは抜群です。
商品ページ:楽天市場※Amazonでは在庫切れです。

参考動画:【みてるちゃん2】使用中のペット見守りカメラをゆるく紹介

多機能で高性能のペットカメラが欲しい

KX-HDN215(Panasonic)

>【公式】KX-HDN215(Panasonic)

最後に紹介するのは、PanasonicのKX-HDN215です。200万画素で自動追尾・転倒防止機能が付いており、別売りのmicroSDカードを挿入して外出モードに設定すれば自動での録画も可能です。

Panasonic製なだけあって、価格が高めな点は難点ですが、行動ログや一週間ダイジェストなど、ペットの様子を確認できる便利な機能が充実しています。高機能なペットカメラをお探しのかたにおすすめです。
商品ページ:KX-HDN215

参考動画:パナソニックの最新ペットカメラがすごかった!

まとめ

ペットカメラは、ペットの傍にいられない時に代わりに見守ってくれる心強い存在です。様々な搭載機能があり、価格もメーカーごとで異なります。価格だけで選ぶのでは無くて、ペットカメラに何を求めるのか?を明確にしてから探しましょう。

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