共働き夫婦におすすめできる犬種を紹介!留守番できる犬種

犬を飼いたいと思っていても、「共働きで日中留守にしがちだから・・」と飼い悩んでいませんか。確かに家を空けている時間が多いと、心配になるのは当然のことです。
しかし留守番に向いている犬もおり、こういった犬種を選ぶ・注意点を知っておくことで共働きであっても問題なく飼育できます。
本記事では共働き夫婦におすすめできる犬種を紹介するとともに、注意点や留守番に適した環境もまとめました。

留守番が得意で向いている犬の性格とは?

犬の中でも、留守番が比較的得意な性格があります。どういった性格の子が向いているのか、確認しておきましょう。

言うことをよく聞く賢い子

言うことをよく聞いて、しつけてもすぐに習得するような賢い子は留守番に向いているとされます。
飼い主が留守をしている間、一番の懸念事項が<家を荒らされないか>では無いでしょうか。きちんとおとなしく待っていれるように覚えさせる際に、賢い性格の子であれば習得するまでも早くスムーズにしつけができます。

マイペースで独立心が強い子

留守の間は飼い主(家族)が誰もいない状態です。人が居る・居ないに関係なく、マイペースな子も留守番に向いています。家族が居なくても、居る状態のように自分を保つことができるからです。
あまりにも人懐っこい子だと、不在にした途端に吠えまくることもあります。人に依存しすぎずに独立心が強い子の方が、留守番向きです。

共働き夫婦/家庭も飼育しやすい!留守番できる犬の種類

様々な犬が存在しています。その中でも、留守番が比較的得意・向いているとされる6種類の犬を紹介します。
向いているとは言っても人間と同様に個体差はあるので、あくまでも参考程度に考えて頂ければと思います。

1.柴犬

1種類目は、海外の愛犬家からも人気が高い柴犬です。柴犬は一度心を許した相手には非常に忠誠心を見せる反面、独立心が強く”構われすぎる”ことを嫌います。マイペースで独りで居る空間にもあまり抵抗しないので、留守番させても大きな問題になりにくいです。
また警戒心も他の犬種より強く、留守中の番犬としても最適です。
活動する量は多いので、留守にさせた後は思いっきり散歩・遊んであげるなどしてフォローすることも忘れないようにしましょう。

2.ラブラドールレトリバー

ラブラドールレトリバーは元々賢い子が多く、きちんと躾けることで立派にお留守番が可能です。比較的おっとりした性格なので、子犬時代はやんちゃであっても成長するにつれて落ち着きが出てきます。
他の犬の鳴き声や音にもあまり敏感には察知しないので、マイペースで留守番できます。

3.トイプードル

トイプードルは飼い主以外の人への警戒心がとても強いです。しかし言い換えれば飼い主との信頼関係ができていれば、ちゃんと言うことを聞く賢い性格です。
甲高い吠え声が難点なので、留守中に吠えることのないようにきちんと躾けてから留守番させましょう。
季節の変わり目でも抜け毛が少ないので、留守中でも床が毛だらけになることはあまり無いです。

4.チワワ

チワワは良く吠える犬ですが、きちんと躾ければちゃんと言うことも聞ける賢い子です。独立心もあり、留守番させるには向いています。警戒心や縄張り意識が強いので、いつものハウスを外が見えるところに置くのは吠えてしまう要因にもなるのであまりおすすめしません。
柴犬同様に忠誠心が強い性格のため、留守番を躾ける時も「必ず戻る」と思わせることが大切です。飼い主との信頼関係がキーとなります。

5.シーズー

シーズーは穏やかな性格で、ひとりで遊ぶことも得意とする犬種です。気に入ったおもちゃがあればずっと遊んでいるような子も多いので、留守番に適していると言えます。
躾もしやすいので、初めて飼うにも良いでしょう。
また吠える声があまり大きくないので、マンションなどのペット可の集合住宅で飼うのにも向いています。
しかし体温調節があまり得意な犬ではないため、留守番させる時は室内の温度と湿度に注意してください。

6.パグ

6種類目は、愛らしい見た目が特徴のパグです。シーズーと同じく一人遊びも苦になりにくいです。独立心も強いので留守番させても大人しく、お気に入りのおもちゃで遊びながら待っていることでしょう。
穏やかな性格で素直で言うことをきちんと聞くため、躾もしやすい犬種です。吠える声も大きくなく、マンションでも飼いやすいです。

鳴いた時の声の大きさで判断

上記6種類のうちシーズーやパグなど吠える・鳴いた時の声が小さい等、声の大きさで判断することも選択肢の一つです。
ペットが飼える物件を探している人向けへの、留守番が得意な犬一覧(20犬種)をまとめているページを見つけました。声が小さい犬種が掲載されています。こちらの情報もぜひ参考にしてください。

共働き夫婦が犬を飼う・留守番させる際の注意点

共働き夫婦が犬を飼った後に、何も考えずに留守番させることは危険です。留守番させる際の注意点を6つ、確認しておきましょう。

注意点①ケージやサークルに入れておく(万が一の事故や誤飲防止)

室内飼いしていて留守番させる時は、必ずケージやサークルに入れましょう。閉じ込めておくことは確かに心が痛むかもしれませんが、放し飼いにしておく方が事故や誤飲に繋がってより危ないからです。
私も経験があるのですが、食欲旺盛のビーグル(普段は外飼い)を室内で放し飼いで留守番させた時のことです。大丈夫だろうと軽く見ていた結果、ごみ箱はひっくり返す・フードのストック場所を見つけて袋を破って食べる・・など、リビングが散らかってとんでもないことになりました。
何も誤飲していなかったので良かったものの、掃除もとても大変ですし放し飼いは何のメリットも無いです。

注意点➁生後半年くらいまでは留守番させない(子犬は注意)

子犬から留守番させて躾けることは大切ですが、留守番トレーニングは3か月経ってから行うようにしましょう。
ただし実際には、生後半年まではあまり留守番させないようにしてください。子犬は1日数回に分けて食事させる必要があり、トイレの回数も多いためです。
また6か月経った=必ず留守番できる、ということでも無いので注意してください。

注意点③飼い主がいない状況に慣れさせる(不在時の警戒を減らす)

3つ目の注意点は、不在の時の警戒感を減らすために飼い主が居ない状況に慣れさせることです。前述したように留守番トレーニングが重要で、いきなり留守番させることは絶対に止めましょう。
生後3か月以降に少しずつトレーニングしつつ、まずは隣の部屋に行く→数十分で戻るなど少ない時間から始めるのがベストです。

注意点④仕事帰りなど必ず散歩の時間を確保する(ペットは運動が必要)

どれだけ日中が仕事で忙しくても、帰宅後は必ず散歩の時間を確保してください。ペットは運動が必要ですし、毎日動かないと筋力が弱ってしまうからです。
どうしても日々散歩に行くのが難しい人は、犬ではなく猫を飼ってください。

注意点⑤休日は一緒に居て安心させる(ストレス発散)

平日に仕事中留守番させているのであれば、お休みの時は一緒にいて必ず安心させてあげましょう。犬が大人しく留守番できるのは、必ず飼い主が戻ってくる・傍にいてくれると理解しているからです。
休みの日はたくさん遊んで愛情を注いであげることで、犬のストレス発散にもなります。

注意点⑥お世話は役割分担を!(負担をかけないために)

最後の注意点は、犬のお世話を役割分担することです。早く帰った方が散歩と餌やり等、決めておくのです。曜日ごとに交互に分担するのも、良い方法です。
共働き夫婦は普段どちらも仕事をしているので、世話をするのがどちらかだけに偏った時点で喧嘩の元にもなりかねません。負担をかけないためにも、普段から役割を分担してそれぞれお互いが補え合えるようにしておきましょう。

犬が留守番しやすい5つの環境

いくら躾ができている・お利口な犬であっても、留守番しやすい環境を最低限整えておくことを怠ってはいけません。犬が留守番しやすい環境を5つ、まとめました。

室内を快適な温度・湿度に保つ

まず、室内を快適な温度と湿度に保つことです。春や秋など過ごしやすい季節ならば問題ありませんが、夏や冬などはエアコンを付けた部屋で留守番させましょう。
夏は特にエアコン無しだと熱中症のリスクが一気に高まり、命の危険があります。タイマー設定も避けて常時オン、直接風が当たらないようにししてください。

犬の大きさに合わせたケージ・サークルを使う

留守番時はケージやサークルに入れるようにお伝えしましたが、大きさも大切です。犬は狭い場所が好きですが、あまりに狭いと動きが制限されストレスがかかるのでNGです。
犬の大きさに合わせつつ、ある程度自由に動けて遊べるくらいのスペースがある、ケージやサークルを選びましょう。寝床とトイレ2つのスペースが確保できる広さを目安にしてください。

普段通りの状態で生活できるようにする

ケージやサークルに入れて留守番させる時も、できるだけ普段通りの状態で生活できるように工夫しましょう。いつも遊んでいるおもちゃを入れておくのも効果的です。
また特に夜遅くの帰宅になってしまう場合は、日中から照明をオンにしておくなど真っ暗な状態にならないようにする等です。

自分たち以外にも頼れる人を見つけておく

自分たち夫婦だけではなく、家族・友人・近所の方など頼れる人を見つけておけば心強い味方となります。あまり長期間は不向きですが、数日程度ならば快く受け入れてくれるはずです。
筆者も、どうしても数泊留守にする予定があり愛犬(外飼い)を連れていけない時がありましたが・・近所の方に散歩と餌やりをお願いできて事なきを得ました。

留守番用の便利なグッズを準備する

留守番用のグッズも多数販売されているので、そういった物を準備して犬の留守番がなるべくストレスにならないように工夫してください。
便利グッズは次章でいくつか紹介するので、ぜひ参考にしてください。

共働きで留守にしがちなら使うべき!便利グッズ3選

共働きで留守にしがちなご夫婦・ご家庭は、愛犬が留守中でも快適に過ごせるように以下で紹介する便利グッズ
・自動給水器
・自動給水器
・ペットカメラ
を活用してみてはいかがでしょうか。それぞれ、おすすめの商品を紹介していきます。

留守の食事も安心:自動給餌器

カリカリマシーンSP
留守番中、一番心配なのが食事です。しかし自動給餌器を使うことで、解決できます。
カリカリマシーンSPは決まった時間と量を設定でき、いつもと同じように食事を与えることができます。専用のアプリをダウンロードすれば、スマホから遠隔での給餌も可能です。
約17,000円と少しお高いですが、カメラとマイク・スピーカーも搭載し安心の日本メーカー1年間保証も付帯しています。

常に新鮮な水を飲める:自動給水器

+AQUA
フードだけでなく、新鮮な水が飲めるように用意してあげましょう。+AQUAはペットの頸椎に負担がかからない角度の傾斜で、超静音を実現しています。三層フィルターを搭載してろ過するため常に綺麗な水が出ますし、内部の各パーツはすべて取り外しができるので手入れもしやすいです。
それでいて価格は5,000円でお釣りが来ます。犬・猫どちらにも対応しています。

室内の様子を常に見守れる:ペットカメラ

Furbo(ファーボ)
ペットカメラも留守番時には欠かせないグッズです。Furbo(ファーボ)は専用のアプリを入れれば、外出先からも常にペットの様子を見守ることができます。
中におやつを入れて、スマホ側のボタンを押せばポーン!と飛び出しておやつを与えるユニークな機能が人気です。
デザインもおしゃれで高級感があり、どのインテリアにも馴染みます。

まとめ:共働き夫婦でも犬は飼える!ペットも家族なので長時間は留守にさせないように工夫しよう

留守番が得意な犬といっても、あくまでも”向いている”だけであって過信は禁物です。しかし、
・留守番中の注意点を守る
・犬にストレスがかからないように環境を整える
など犬を第一に考えて行動すれば、共働き夫婦でも『犬を飼う』ことは可能です。

しかし留守が多く寂しがらせ過ぎると、信頼関係にヒビが入りかねません。長時間の留守はできるだけ避けましょう。
やむを得ず留守番させた後は、思う存分褒めて構ってあげてください。犬にとって「留守番が苦じゃない」ことが大切です。

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